手放すのは逃げじゃない

Chiho Numata

2020/04/26 14:30

カミラ・カベロの曲Something’s Gotta Giveで印象深い歌詞があった。

“No reason to stay is a good reason to go.”
(残る理由がないならば、残る必要なんてない)

Camila Cabello

とても心に刺さった。私たちは良くないと自覚していても、変化のない居心地の良さに依存しがちだから。社会、団体、人間関係など幅広くこのようなことが言える。

私たちは基本、物事を変えたがらない。面倒くさいし、今やっている活動が”普通”だから。

仮に、あなたが大学生であるとしよう。勉強、人付き合い、ボランティア活動、サークル(部活)、バイトで充実して忙しい。最近、興味のあるプログラムを見つけた。これに対して以下のように対応できる。

  1. 新しいことを始めるのを諦める
  2. スケジュールを詰め詰めにして全部実行する
  3. 何かを諦めて新しいことを始める

多くの人は1. を選ぶだろう。実際、何か新しいことをしたがらない人も多くいる。もし、現状に満足していて、今の活動に励みたい、と思うならそれでいいと思う。ただ、他にやりたいことや、自分にできることを考えずに、そのままで良いと決めつけるのはどうなのだろう。今参加している活動に価値はあるのか?それらに参加することが”普通”だからやっているのか?

2.が一番良いって?確かに、自分の活動を振り返って、全ての活動が自分の大学生活において価値のあることだと思えるなら2.が一番良い。しかし、新たに始めたいことの価値が高くなる場合は、優先順位を決めるか、3.を行う方が良いだろう。

だが、2.はやりたくてもできることではない。もちろん、何でもやっているような人もいるが、そんな人は本当に少ない。人はそれぞれ限度を持っている。やりたいことを全てスケジュールに入れられないことはしょうがない。だから、自分のやっている活動に価値を感じているのか?価値があるなら続けよう。だが、新しく挑戦したいことより価値が低いなら、諦めた方がいい。例えば、部活を引退まで続けるのは“普通”である。だがそれを理由に留学などやりたいことを諦めるのはおかしい。もし、留学で経験することが部活を続けることより価値が高いと思うなら、留学をするべきである。

もう一つ、変化を求めない理由は自己評価が異常に低いからだ。

“We accept the love we think we deserve.”
(私たちは自分に見合った愛を受け取る)

The Perks of Being a Wallflower

映画 The Perks of Being a Wallflower に出てくるセリフだが、これも心に刺さった。

この映画では、ある女性が暴力的な人と付き合っているが、彼女はその人と”恋に落ちた“ため別れようとしない。もちろん、居心地が良くて、それで満足なら変化を求める必要もない。だが、我々、特に女性は(女性は感情に作用されやすいため)、辛いと思ったこともそのまま流してしまう。なぜならきっと今より幸せになれると認めるのは苦しいから。私たちは自分の価値観や気持ちをもっと重視するべき。自分の強みや内面の美しさを忘れてしまう。この映画のように、自分の自己評価が低いため、メリットのない人や物に依存し、もっと自分に見合った選択肢を探そうとしない。

もちろん、自分を過剰評価するのはいけない。目立ちたいという理由で社会的に反していることをするのも間違っている。しかし、自分の価値観を押し殺したり、社会に流されるのも違う。 何かを手放すことも重要である。新しいことに挑戦できるし、自分の価値観に見合った、心からやりたいことが満たされるだろう。選択肢はいくらでもあるが、時間は限られている。何の価値が高いのか、その努力は他のことに当てる方がいいのか、時々考え直したい。

Thank you for reading this article to the end.
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